ん〜

昼頃に高校時代の友人から電話があった。
先週も実はあった。
内容は職場での愚痴話なんだが、これが又長い。
それは何故かと言うと、本当に自分の答えが見えてないから。
これは俺だけにあてはまるのかどうかは知らないが、人に相談する時はだいたい腹は決まっている。
決まっているがそれが正しいかどうか迷う。
一応自分でも引くか進むか中庸かと考えている。
それでも脳みそは一個しかないのでどうしても決断に迷う。
そんな時に相談する。
押してもらえれば進むし、待てと言われたらもう一度考え直す。
答えが出なかったら先延ばし。
っとまぁこんな感じで生きているので、彼の様に「本当にどうして良いかわからない」っと言われた時は返答が難しい。
どう考えても自分の一言で間違いなく人生に大きく影響を与えてしまう。
乱暴な言い方だと宗教みたいなもんだ。
それだけ信頼されていると言う事なのだが、俺はそんな立派な人間じゃない。
返事をしながら、「嗚呼、強く言うと押し付けになるんだろうな〜」っと絶えず考える。
まぁそれが友人というものだろうとわかっちゃいるんだがね。

彼は学生時代に侍みたいな性格だと言われた事がある。
それを受けて彼は俺に「あんたもそんなかんじやろ」と言ってくれた。
でも俺はそれに対してこう答えた「どちらかというと素浪人」
だから彼はいまどきの日本人に囲まれて困っているんだろう。
だから俺はある程度自由に生きて来れたのだろう。
どちらが正しいかと言うと間違いなく彼の方だ。
この世で知る限り一番日本人らしい日本人だ。