燃料弁

さてさて今日から始めた仕事日記。
まぁ乗船中にやった仕事を書き記すのが目的だけど、とても携帯ではやってられない。
しょうがないのでパソコンに打ち込んで下船した時に追加更新という方法にします。
因みに専門用語等の説明は省きます。
基本的に日記ですから。


んで乗船四日目が終ります。
この間やった仕事は主機燃料弁取替及び整備、制御室エアコン点検、雑用です。

後日更新致します。


〜主機燃料弁取替〜
主機燃料入口及び出口弁閉
燃料弁冷却清水ポンプ停止、主機入口弁閉、エアーブロー、主機出口弁閉
燃料高圧管袋ナットを緩める。(逆ネジに注意)
燃料ポンプ吐出弁押さえを取外し、専用工具にて90度回転させる。
インレットパイプ取外し。
燃料弁押さえナットを外す。
燃料弁を専用抜出工具にて抜出す。(軟鉄パッキンを確認)
燃料弁取付孔を掃除、擦り合せ
各部掃除
予備燃料弁取付準備
当たり面にスモコン塗布、Oリングにグリス塗布
燃料弁取付(Oリングを傷つけないようにシリンダに対して水平に)
インレットパイプ取付(ネジ部に油塗布、指の力だけ入っていかない時は燃料弁取付状況を確認する。無理にスパナで締め付けるとネジ部が傷つき使い物にならなくなる)
インレットパイプを専用トルクレンチで締め付ける。
燃料ポンプ吐出弁押さえの復旧(ネジ部に油塗布、締め付けボルトは片締めにならないよう均等に締め付ける。締め付けは肌付き→トルク締めの順に行う。又締め付け時はラックを動かしながら行い片締めになっていないかを確認しながら行う。)
燃料高圧管袋ナットを締め付ける。
燃料弁押さえナットを規定トルクにて締め付ける。
主機燃料入口出口弁開、燃料ブースターポンプ運転(燃料漏洩の有無を確認)
主機燃料冷却清水入口出口弁開、同ポンプ運転(冷却清水漏洩の有無を確認)
主機暖気及びスタンバイ
主機試運転
各部に異常が無いか確認する。
主機停止
出港後増速完了時に各部に異常が無ければ完全復旧。


〜燃料弁整備〜
ノズルチップ周辺のカーボンを取り除く
調圧ネジをフリーになるまで緩める。
ノズルチップ締め付け金物(←名称には自信が無い)を専用台に据え付け緩める。この時チップの固定が甘いと平行ピンの折損に繋がる。
各部掃除
*ノズルとボディーとの当たり面、ニードル弁、噴射孔の取り扱いに注意
組み方は分解時の逆
締め付け金物ネジ部にモリコートを塗布して規定トルクで締め付ける。
後は調圧(300kgf/cm2)してドロップ、後ダレの確認。


〜制御室エアコン点検〜
コンデンサの開放、及びチューブ掃除。
フィンの掃除
シロッコファンの掃除。
これらにより低圧及び高圧ともに圧力低下。
しばらく様子見。
その後、風量調整にて現在良好。